四つ折りにしても、格調高く。



 
 
   


 

← 二つ折り
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うんもん しょうは
だしふくさ
雲文蜀巴出し袱紗 

申込番号P001-1856

・表千家13代即中斉好み
・絹・化粧箱
霊芝雲文(れいしぐももん)に小花が点在する吉祥文様で、名物裂の富田金襴を参考にしたもの。柔らかな蜀巴織りです。


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← 全体イメージ

出し袱紗の
大空いっぱいに
瑞祥の霊芝雲が
わきあがっています。
 





   






 



←意匠拡大

霊芝(れいし)は二千年もの古くから不老長寿の薬とされたマンネンタケ。そのかたちを模したのが霊芝雲文。まわりの小花が延命長寿の薬-菊にも見えてきます。

その一方でこの文様は、自然のままに流れる雲、水の流れに浮かぶ花 - 「行雲流水」を思わせて、印象はいよいよ深く幅広いものとなっています。


 


     
     
     
 
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↓コラム
「富田金襴」と「即中斉好み雲文」

富田金襴の名称は、
富田左近将鑑知信(〜1599)が秀吉から拝領し、所持したことに由来。
名物「富田天目茶碗」、大名物「利休丸壺」の仕服に使われています。
地組織は三枚綾で、大きな霊芝雲文に宝尽くし文様です。
興味深いのは、この富田金襴の色合いが、
今回ご紹介の即中斉好み雲文とは反対の色構成であること。

◆富田金襴・・・・・地-赤茶系(丹、蘇芳)、文様-黄系(金糸)
◆即中斉好み雲文・・地-黄系、文様-赤茶系

霊芝雲(れいしぐも)が、不老長寿の薬とされたマンネンタケの傘(茶褐色)を
模したかたちということに注目すると、
即中斉好みの雲文が赤茶系なのは、とても自然に思えます。
平和な秋の実りの喜びをよみとることもできましょう。

即中斉は1937(昭和12)年に家元を襲名され、
戦前・前後の物資の乏しい時代を経て、今日の茶道の復興と隆盛に尽力されました。
苦しい時代を人びととともに経てきた茶人の好みの意匠の一つが
この霊芝雲文であるのは、感銘深いものがあります。
現代の日本は世界に誇る長寿国となりました。


     
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